第44章 地球防衛会議

「とんでもないことですぞ! 話し合うですと、、!、、この場に及んでなにをおっしゃってるんですか、地球が破壊されそうだっていうのに、、、全く、危機感がないんだから、、」
「危機感はありますぞ!危機感は、、失礼な! ただいきなり核爆弾を打ち込むというのは、、、あまりに性急ではないかと、、」
「ちょっとちょっと、そこのおじさん、そこ、、そう、アンタ!」
「おじさん、、て、なんだね! アンタとか、これでも国を代表してるんですぞ、、」
「国を代表しているなら、国民の生命のことを考えたら如何かな」
「わ、わたしは、いや、我が国は国民の生命はもちろんのこと、地球の総ての人のことを考えているからこそこの場にいるのです! 我が国を小国と馬鹿にして意見を無視するようであれば、共同宣言にはぜったい署名しませんから、、!」
「ああぁ! いやだいやだ、すぐこれだもんね。だから二流国なんか呼ぶんじゃないって言ったんだ! F8で決めればいいんだ! 核兵器も持てない国に何が分かる!」
「持てない国、、とはどういうことだ!? 持たない国なんだ!取り消したまえ!!」
「まあ、まあ、、、ここで少しオブザーバーでいらしてる各国の有識者、先生方の専門的な意見を聞こうではありませんか。まず、プッシュ博士(Dr.PUSHU)どうぞ、、」
「有り難うございます、チェアマン、、それでは、、まず、これは人類が初めて直面した地球対X星という、どちらが宇宙で生き残れるかどうか、という宇宙戦争なんです。われわれ、各国が、協力して防衛のため最大の武器を使うのは当然なことでありまして、話し合うべきだ等と寝ぼけたことを言う国もあるようですが、そんな話し合う相手ではないことを皆さんも認識すべきです。
私どもの調査によればこのX星はいままでに我らの銀河系だけで4個の惑星を破壊しております。それもなんの前触れも無く突然に、まさにテロ、そう、宇宙のテロリストであります。テロリストに言葉はいりません。やられる前にやる。これのみであります」

「ちょっとまった! その4個の惑星はなぜ破壊されたのですか?」
「なぜ!?」
「そう、なんのために?」
「これ、、は、分かっておりますが、、今、ここで言う訳には参りません」
「あ、そう、、ではどんな破壊のされ方だったんでしょう?」
「どんな、、? これはですねぇ、X星はわれわれの知らない秘密の大量破壊兵器を持っていると考えております」
「秘密の、、、? 秘密なのに知ってるの!? ご覧になったんですか?」
「ご覧? ええ、、、と、、、だれが?」
「あなたが」
「わたしが?」
「そう、」
「わたしは科学者ですよ!」
「だから?」
「そ、そんなこといちいち確かめたりするもんですか」
「では、憶測の類い、、ということですか」
「いやいや!とんでもない、わたしは我が国政府から軍事顧問を務めさせて頂いているものです。私の発言は国を代表してるとお考え下さい。いい加減な話しではありません」
「では根拠あっての、、」
「もちろん!だから、、」
と、眉間にしわを寄せて同じ国の政治家がいらついたように言葉をはさんできた。

「こうして無駄な議論をしてるあいだに、敵はどんどん近づいているんです。いつ攻撃されてもおかしくない。
今、議論をすべきなのは何メガトン必要か、、F8の国々がそれぞれどのくらい核兵器を供出できるか、、そして、そう、、これが大事だ!敵は倒すが、地球は汚染されるじゃ、、意味が無いから、、そう諸君! ここのところを議論したいんだ」

“そう、そう、そう、、パチパチパチ、、、”
主に、F8の核保有国から賛同の声と拍手が、、おきました。

「宇宙は汚しても良いんですか?」
「またこれだよ!あのね、核爆弾は汚れるから核なのね。どういう形で核爆弾を打ち込むのがいいか、それを今やろうとしてんのね、。今ここに世界的な科学者と呼ばれている人達は、ほぼ全員来て頂いている。何日間も議論に議論を重ね、、この際、核兵器使用やむなしの結論に達したんだ」

「同時にこの星に地球から核弾頭を打ち込むのは多大なリスクを負うことがわかった。これは物理学者が計算した結果id星を破壊出来る位置での核兵器使用は、その後必ず死の灰が地球を襲うことになる」
「だから誰かが、、、、ここはひとつ有志国に名乗りを上げてもらって、、」
「だからそんな危険なことをするべきじゃないと申し上げているわけで、、、」
「無責任だぞ!!」

“大量破壊兵器を見つける会”の副会長ロウウェル(LOWELL)博士が発言した。
「核兵器だから使わないと言うんであれば、もうそれは兵器ではない。
有事だからこそ使うべきなんだ。
しかも地球ではなく宇宙で使う話しになんでこんなに時間がかかるのか、、、
敵は特定されているし、、わたしの調査では
この敵はとんでもない破壊兵器を隠し持ってると考えます。
ですからやられる前にやるこれに尽きるのです」
「違う!」
「違う?」
「人類は二度とあの兵器を使ってはならない! いかなる理由があろうとも、、もう一度使ったら、、、、我々は終わりだ!、、本当に終る、、、」

“、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、”

「でも、地球で使う訳じゃないんだから、、」
「君は、どの神経でそんなことを平気で言えるのかね。我々は地球を取り返しがつかないほど汚してしまった。その上で今度は宇宙を汚そうというのかね、まったく思い上がるのもいいかげんにしたまえ」